HEREを見に渋谷クアトロまで行ってきた

先日のブログで紹介したバンド、HEREのワンマンライブに行ってきました。本当に素晴らしいライブでした。

私の語彙力では「最高だった」以上の言葉が思い浮かばないのですが、雑感をまとめたいと思います。

セトリ

セトリは以下の通り

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(出典は尾形回帰さんのツイッターhttps://twitter.com/ogatakaiki_HERE/status/936079583287193600

SEからM1~M3まではニューアルバムと同じ流れ。アルバムのリリースツアーを締めくくるということでアルバムの曲をたっぷりやりました。ちなみにニューアルバムはこちら。

tower.jpここで感じたのは、アルバム曲がツアーで育っていたということです。音源で聴いた時も良い曲だなと感じていましたが、ツアーファイナルでライブで聴いた時には、さらに素晴らしいと感じました。

パフォーマンス

感じたことを、箇条書きでつらつらとまとめます。

  • 尾形回帰さんのボーカルの説得力が凄かった。曲中の煽りで観客のボルテージをどんどん上げていき、歌声でも観客を熱狂させていました。超絶技巧のボーカリストではないのかもしれませんが、ビンビンと伝わってくるものがありました。
  • ギターの武田将幸さんが、いつもよりも朗らかに演奏していた気がしました。殺気と色気を振りまくギタリストという印象だったけれども、バンド史上最大キャパのワンマンを心底楽しんでいるように感じました。
  • 悪魔に魂を売ったギタリスト三橋隼人さんのギターソロはヤバい。悪魔に魂を売り過ぎたんじゃないかと心配になるくらい。
  • サポートベースの壱さんはキュートで格好好かったです。指の動きまで見える位置にいたのですが、惚れ惚れするような滑らかな動きで、カッコいいフレーズを決めまくっていました。
  • サポートドラムのユージさんは、ドラムの技術も凄いけれども、キャラクターも濃くてライブを盛り上げてくれました。凄くソリッドにリズムを刻みながら、同時に緩急もあってグルーブ感を生み出していたように感じました。
  • サポートキーボードのハジメタルさんは私の位置からは全く見えなかったのですが、演奏は素晴らしかったです。ハジメタルさんのキーボードでHEREのスケール感が凄く増すような気がします。
  • サポートダンスのIn-Pishのお二人のダンスもカッコよく、会場を盛り上げてくれました。特筆すべきは、衣装が今まで以上に素敵だったことでしょうか。

宮野大介さんのこと

ドラマーの宮野大介さんが耳の不調でツアーをリタイアし、その後脱退するという出来事がありました。不安を抱えながらワンマンに参加した人も多かったかもしれません。

しかし、バンドは終始ハイテンションな演奏を聞かせて、暗い雰囲気を作ることは全くありませんでした。宮野さんの脱退報告も、半ばやけくそではあったのでしょうが、ハイテンションに行われました。

とにかく、前に進むんだというポジティブなエネルギーに満ちたライブだったと思います。

愛すべきエブリデイ

HEREのワンマンはアンコールがないのが恒例でした。しかしこのツアーではアンコールを行い、ワンマンでもアンコールがありました。歌われたのは「愛すべきエブリデイ」。この曲の歌詞にある通り、演者、観客、みんながロックで一つになった夜でした。

2018年はHEREの10周年に当たる年だそうです。10周年ということでより精力的に活動するとのこと。2018年もHEREから目が離せません。