4月10日はロックスターに会いに恵比寿LIQUIDROOMに行こう

HEREワンマンライブが行われます

ロックバンドHEREの、有料ワンマンライブとしては最大規模となる、恵比寿LIQUIDROOM公演が近づいてきました。日付は4月10日。私立恵比寿中学の写真集のお渡し会が同じ日にありますが、お渡し会の会場の新宿から恵比寿までは埼京線や山手線で一本。エビ中ファミリーはメンバーと会ったその足で恵比寿に向かいましょう!

HEREについてはおススメ記事を既にいくつか書いています。

kansouokiba.hatenablog.com

kansouokiba.hatenablog.com

こちらも参照していただければ、HEREの魅力の一端は伝わるかと思います。

同じような文章を書くのもつまらないですし、アルバムリリースツアーファイナルということで、アルバムを紹介したいと思います。

アルバム『OH YEAH』

昨年の9月5日に発売された最新アルバムが『OH YEAH』。バンドの様々な側面を見せてくれる素晴らしいアルバムです。

tower.jp

それでは、アルバムを1曲ずつ紹介していきます。

1.Fantastic!!

昨年の9月4日に行われたフリーライブ以降、バンドの入場曲となっているOverture的な曲。ライブ開始の際にはこの曲に合わせて、「Fantastic!」、「Amazing!」、「High Tension!」、「Oh Yeah!」と叫びましょう。

2.HIGH TENSION DAYS

www.youtube.comZepp Divercityで行われたフリーライブでMV撮影された曲。ポップでポジティブなエネルギーに満ち溢れていて、聴いているものを励ましてくれます。「High Tension Days!」のところで飛んだりするとモヤモヤも一緒に吹っ飛ぶこと間違いなし。

3.ヘッチャラ

www.youtube.comアルバムのリードトラックとして、アルバム発売前にMVが公開された曲。「天才でごめんなさい」という歌詞が嫌味にならないのは、この曲がつまずいたり迷ったりした人に対して「ヘッチャラ」と勇気づける曲だからでしょう。軽快で明るい曲調ですが、ライブで観る場合は、聴きごたえのあるギタープレイを楽しむことができます。

4.クラシカルダイヴ

初期のデモCD『Lesson7』に収録されている曲の再録。メロディアスでスピーディなハードロックで、古さを感じさせません。「悔しい思いもするだろう、失くしたものもあるだろう、だけど大切なもんだけ残ってちゃんと育つ」という歌詞が印象的で、自分だけの道を進んで、壁に立ち向かうことを高らかに歌い上げます。

5.Walk This Way

どこかで聞いたことのある曲名のハードなナンバーで、最近のライブでの定番曲。エアロスミスのカバーではありません。

www.youtube.comサビに入って「Walk This Way!」という聴いたことのあるようなコーラスが入りますが、エアロスミスのカバーではありません。

BPM速めで、ライブではサポートドラマーのユージさんの超絶プレイにも注目です。ギターソロの後、「オーオーオオオー」と一緒に叫べば、この曲がカバーかどうかという些細なことは気にならなくなります。

6.OH YEAH

アルバムタイトルにもなっている、ロックバラード。忌野清志郎のロックに力づけられた自分が、ロックを通じて君を力づけたいというテーマの曲です。2人称が「君」という単数なのがこの曲の肝になっています。「Oh Yeah!」というロックの合言葉を叫ぶとき、その曲は、一緒に叫んでいる他ならぬ「君」を救うようなテーマソングになっているのです。「君があまりに辛いなら、いっそ諦めたって構わない 新たな挑戦が君を待っている」という歌詞に、新しい道を進む人への後押しを感じることもあるでしょう。

7.スーパーポジティブ

会場限定シングルとしてアルバム発売前に発表されていた曲。

www.youtube.comライブでは、サポートベースの壱さんがサングラスをかけてベースソロを弾き始めると、この曲の開始の合図です。ベースプレイが印象的な曲ですが、ヒザをまっすぐ伸ばしながら演奏するギターの武田さんにも注目です。

8.ロックスターに会いに行こう

まさかのラップ曲。曲を作った尾形回帰さんによれば、「自己紹介から始まって、家族への言及を行う、ラップの典型的なリリック」らしいです。売れて遠い存在になったバンド仲間への言及があったり、「たまに夜は惨めな気持ち」というネガティブな気持ちを吐露したりもしていますが、それでも「ロックスターがやって来る」と言い放ちます。陰影に富んだ歌詞が心に響く曲になっています。

9.ネバギバ

ニコニコ生放送のコメントを歌詞を織り込んだ曲。ヘビーでパワフルな曲で、不屈の闘志がテーマになっています。ファンが寄せたコメントを使うことによって、今までにない言葉づかいをしながらも、全体としては尾形回帰節の歌詞でまとめ上げています。

10.ほったらかし

細かく刻むギターリフが印象的なスピーディな曲。

 「世界情勢」や「環境問題」を「ほったらかし」にしてでも、「君」と向き合うというテーマを早口にまくしたてる曲です。リフだけではなくギターソロもカッコイイのですが、ドラムが作り出すグルーヴも素晴らしい、ライブ映えする曲です。

11.MANをZIしてROCKSTAR

デモCD「Lesson7」に入っているだけで、アルバムには未収録だった曲です。しかし、ライブの定番曲で、多くのライブDVDやライブCDに収録されているため、ファンにはお馴染みの曲です。

この動画で尾形回帰さんが右腕を回しているタイミングで、一緒に腕を回す人が多いので、ライブに参戦する人は覚えておくと良いでしょう。

12.Amazing!!

アウトロです。キーボード主体のオーケストレーションの後、1曲目の「Fantastic!!」と同じフレーズが出てきてアルバムを締めくくります。

アルバム全体の感想

バラードあり、ラップありの、バラエティに富んだアルバムです。曲調が様々でも、散漫な印象がないのは、全体を通してポジティブなメッセージに貫かれているからでしょう。もちろん、楽観的なだけではありません。上手くいかないこと、乗り越えていかなければならないことばかりです。それでも、HEREの音楽を聴く人を励まし、支えようという強い意志に溢れています。

それぞれの日常を生き抜くために、力を与えてくれる、そんなアルバムです。

恵比寿LIQUIDROOMにて、一緒に「Oh Yeah!」と叫びましょう!